レスピーギ(オットリーノ=) (1879〜1938)イタリアの作曲家。ボローニャの音楽院を卒業(そつぎょう)後,ペテルブルク王立歌劇(かげき)場のビオラ奏者(そうしゃ)となる。ここでリムスキー=コルサコフの作品に感動し,かれに作曲を学んだ。作風は師(し)のリムスキーの影響(えいきょう)をうけているが,イタリア人らしいはなやかで美しいメロディーと感傷的(かんしょうてき)な叙情(じょじょう)もある。交響(こうきょう)詩『ローマの噴水(ふんすい)』『ローマの松(まつ)』『ローマの祭り』の三部作が有名。