*ろうじゅう【老中】 江戸幕府(えどばくふ)で,政務(せいむ)いっさいをとりしきる重職(じゅうしょく)。10万石以下(ごくいか)の譜代(ふだい)大名から4〜5人えらばれ,町奉行(まちぶぎょう)・勘定奉行(かんじょうぶぎょう)・大目付(おおめつけ)などを指図(さしず)して政務(せいむ)をとった。大老(たいろう)に次ぐ重職(じゅうしょく)であるが,大老(たいろう)は臨時(りんじ)の職(しょく)であり,常置(じょうち)の職(しょく)としては老中(ろうじゅう)が最高(さいこう)。