派遣労働者の労働条件や権利について定めた法律。正式名称は「労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の保護等に関する法律」。1986(昭和61)年に施行された。この法律によって企業が派遣会社を通じて労働者を雇うしくみが法的に認められた。派遣労働者の保護を目的とし,対象業務や業務の範囲,派遣期間,賃金などについてのさまざまな決まりが定められている。施行当初は派遣業務の業務数が制限されていたが,その後の改正で原則として自由化された。また,派遣期間の上限も当初の1年から3年に延長されている(2015年9月現在)。