*ロマン=ロラン (1866〜1944)フランスの文学者・思想家。パリ高等師範(しはん)学校を卒業(そつぎょう)。ローマに留学(りゅうがく)し,帰国後ソルボンヌ(パリ大学)などの教授(きょうじゅ)となった。『ジャン=クリストフ』『魅(み)せられたる魂(たましい)』などの小説(しょうせつ)が代表作。◇人類愛(じんるいあい)と理想主義(しゅぎ)にもえ,戦争(せんそう)の非人間性(ひにんげんせい)をはげしく非難(ひなん),第一次世界大戦(たいせん)では反戦(はんせん)・平和を主張(しゅちょう),戦後(せんご)も平和運動を進めた。第二次世界大戦(たいせん)では反ファシズム運動の先頭に立ち,「時代の良心(りょうしん)」といわれた。1916年にノーベル文学賞(しょう)を受賞(じゅしょう)。