わたりどり【渡り鳥】

季節(きせつ)により,規則的(きそくてき)な移動(いどう)をする鳥のこと。北半球では,北方で繁殖(はんしょく),南方で越冬(えっとう)するものが多い。渡(わた)り鳥は,ある地方をいつおとずれるかにより,夏鳥(なつどり)・冬鳥(ふゆどり)・旅鳥(たびどり)と区別(くべつ)することができる。渡(わた)り鳥のなかには,キョクアジサシのように北極圏(ほっきょくけん)と南極圏(なんきょくけん)を往復(おうふく)するような大規模(きぼ)な移動(いどう)をするものもある。一方,山地と平地とか,東北地方以北(いほく)と関東(かんとう)地方以西(いせい)など,小規模(きぼ)な渡(わた)りをするものもある。国内での小規模(きぼ)な移動(いどう)を行う鳥を漂鳥(ひょうちょう)という。渡(わた)り鳥が季節(きせつ)を知るしくみには,まだわかっていない点も多いが,昼夜の長さの規則的(きそくてき)な変化(へんか)が刺激(しげき)となって,ホルモンの分泌量(ぶんぴつりょう)が調節(ちょうせつ)されることがたしかめられている。また,太陽高度や星座(せいざ)などから,渡(わた)りの方向を知る能力(のうりょく)を,生まれながらにしてもっているらしい。

コーチ

渡(わた)り鳥の保護(ほご)には,国際的協力(こくさいてききょうりょく)が必要(ひつよう)で,日本でもいろいろな国との間で渡(わた)り鳥条約(じょうやく)をむすんでいる。

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