まとめ方のコツ
観察の例
「観察日記に
まとめよう!」
観察を行ってわかったことを、日記のようにまとめてレポートしてみよう。
観察日記にまとめる良さ
- 毎日の出来事を続けて見せることで、観察しているものが少しずつ変化していく様子がよくわかる。
- 手に取ってじっくり読んでもらえる。
- ページをめくる楽しさがある。
観察日記にまとめるコツ
- 1日分の観察の記録は、変化がわかるように、1ページか、左右2ページの中でまとめるようにする。
- 毎日の観察でわかった変化を見くらべやすいように、ページのデザインをできるだけ同じものにする。
- 文字を横書きにするときは、算数の教科書のように、ページを左側へ開く形にする。文字をたて書きにするときは、国語の教科書のように右側へ開く形にすると読みやすい。
- 人目を引くタイトルや、観察したものや観察の内容(ないよう)がひと目でわかる写真や絵でかざった表紙をつくり、本のようにする。
まとめに必要な項目(こうもく)
1. 自分の名前 | わすれずに書こう。 |
---|---|
2. 研究のきっかけ | どうして調べようと思ったのかを書く。 |
3. 調べたいこと | 観察で何を調べたいのかを書く。 |
4. 予想 | どんな結果になるか先に考えてみる。 |
5. 用意したもの | 観察に使った道具や材料を書く。 |
6. 観察の方法 | どのように調べたかを書く。 |
7. 観察の結果 | どのような結果が出たのかを書く。 |
8. わかったこと・反省したこと | 結果からわかったことや考えを書く。 |
9. 参考にしたもの | 参考にした本などがあれば、題名と出版社名(しゅっぱんしゃめい)を書く。 |
たとえばこんなふうに
まとめよう
❶最初のページ
研究のきっかけや観察の方法などを説明する。
❷タイトル・サブタイトル
「なんだろう?」と思わせるものにする。
表紙にもつける。
❸イラスト
かんたんな絵でわかりやすく説明する。
❹観察の記録は同じ書き方にする
変化する様子がよくわかるように、ページの作り方や書き方を同じ形にして、くらべて見やすいようにする。
❺スケッチ
物の形を絵にするだけでなく、感じたことや説明文を文字で書きそえてもいい。
❻写真
観察に使う写真は、カメラを同じ場所に置いて撮影(さつえい)すると連続写真のようになって変化がよくわかる。
❼小見出し
一言で内容(ないよう)がわかる小見出しがあると、その後の文章が読みやすくなる。
❽観察記録1
まず、見たことをそのまま書く。なぜそうなったか、次はどうなるかの予想を記入しておくのもいい。
❾最後のページ
観察の結果や観察してわかったことなどを説明する。
❿観察記録2
観察の結果には、自分が感じたことはできるだけ書かず、起きたことや見たことだけを書くようにする。
⓫表やグラフ
表やグラフを使うと、観察の結果がわかりやすくなる。
⓬観察記録3
観察の結果から何がわかったのか。感想をまじえて書いていい。観察を失敗したと思えば、その原因(げんいん)を「反省したこと」として書いてもいい。
⓭参考にしたものはどんなことでも書いておく
研究をするときに参考にしたものは、本にかぎらず、どんなことでも書く。インターネットで調べたのならば、ホームページのタイトルとURL。図書館の資料で調べたのならば、図書館の名前。人に話を聞いたのならば、その人の名前を書いておく。
絵と写真をうまく組み合わせよう。