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どうして動物は(人間と)話ができないの

どうして動物は(人間と)話ができないの

イヌとネコが(はなし)をしているのを()たことはありませんし、まして(とり)とイヌが(はなし)をしているのを()たこともありません。動物(どうぶつ)はそれぞれ(おな)(しゅ)(るい)(あいだ)だけで(つう)じる、()まった言葉(ことば)があるのです。

それは(おな)種類(しゅるい)のなかまだけにしか(つう)じない言葉(ことば)です。だから、(おな)じなかまの動物(どうぶつ)は、ある程度(ていど)()まった言葉(ことば)(はなし)をしているのです。
人間(にんげん)はイヌやネコの動物(どうぶつ)とは種類(しゅるい)がちがうために、やはり(はなし)はできません。(のう)やのどのしくみなどいろいろな部分(ぶぶん)が、人間(にんげん)とほかの動物(どうぶつ)ではちがっているからです。
でも動物(どうぶつ)(はなし)をしてみようという実験(じっけん)は、ゴリラやチンパンジーを使(つか)っていろいろ(おこな)われています。ただし、(こえ)()して(はな)せないために、ほかの方法(ほうほう)(おこな)っています。
たとえば、日本(にほん)にいるアイちゃんというチンパンジーは、絵文字(えもじ)人間(にんげん)質問(しつもん)(こた)えることができます。(あか)えんぴつを5(ほん)()たせると「(あか)い、えんぴつ、()」という()()せるのです。自分(じぶん)のおりのかぎをぬすんでにげたこともあるという、かなり(あたま)のいいチンパンジーです。
アメリカには手話(しゅわ)で「ネコ・()き・やわらかい」と(はな)せるゴリラもいるそうです。イルカを使(つか)った実験(じっけん)(おこな)われていますが、ゴリラやチンパンジーのようにはうまくいっていません。やはり動物(どうぶつ)(なん)でも自由(じゆう)(はな)すのはなかなかむずかしいようです。

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