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テレビはいつだれが発明したの

テレビはいつだれが発明したの

(いま)のようなテレビができるまでには、いろいろな(くに)(ひと)がきそい()い、改良(かいりょう)(つづ)けてきました。

ですから、だれが発明(はつめい)したとは、かんたんに()めることができないのです。
ただ、テレビらしきものを(はじ)めてつくったのは、イギリスのベアードという(ひと)で、1925(ねん)のことといわれています。これには、そのころすでに発明(はつめい)されていた光電管(こうでんかん)というものが(やく)()ったようです。
光電管(こうでんかん)というのは、(ひかり)(あか)るさ(くら)さを、電気(でんき)(なが)れの強弱(きょうじゃく)()えることのできる機械(きかい)のことです。ベアードはこれを使(つか)ってテレビができないかと(かんが)えたのです。ベアードのテレビカメラは、たくさんのあながあいた(まる)円盤(えんばん)回転(かいてん)させ、(はい)ってくる(ひかり)(うし)ろに()いた光電管(こうでんかん)電流(でんりゅう)()えて、はなれたテレビに(おく)るというしくみになっています。
テレビの(ほう)はその電流(でんりゅう)でライトをともし、カメラと(おな)じようにつくった回転(かいてん)する円盤(えんばん)のうらから()らすと、(おもて)()いたスクリーンに画像(がぞう)がうつるというものだったのです。
(かたち)こそ、(おお)きなレコードプレーヤーのような(かたち)で、(いま)のテレビとはまったくにていなかったようですが、(ひかり)(てん)(はし)らせて画像(がぞう)(つく)るというアイデアは、(いま)のテレビにも()かされています。
その(あと)日本(にほん)高柳健次郎(たかやなぎけんじろう)現在(げんざい)のようなブラウン(かん)方式(ほうしき)のテレビの実験(じっけん)成功(せいこう)しました。しかし、まだカメラの(ほう)がおくれていたために実用(じつよう)にはなりませんでした。
(いま)のようにきれいにうつるテレビができたのは、1933(ねん)にアメリカのツウォルキンが、アイコノスコープというテレビカメラの重要(じゅうよう)部品(ぶひん)発明(はつめい)してからのことなのです。

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