最初地球はどんなふうだったの

そして、ちりやガスが宇宙(うちゅう)を流(なが)れていく間(あいだ)に交通(こうつう)じゅうたいを起(お)こし、うずをまいてかたまるところができてきたのです。
そして、ちりどうしが集(あつ)まってどんどん大(おお)きくなっていき、そのうち、大(おお)きなうず巻(ま)きの一(ひと)つが太陽(たいよう)となってかがやき始(はじ)め、太陽(たいよう)のまわりに小(ちい)さなかたまりがいくつもできてきました。
そうしているうちに宇宙(うちゅう)の温度(おんど)がどんどん下(さ)がってきて、ちりやガスの中(なか)にかたいものができて、これがぶつかりあって、こわれたり、またとけて合体(がったい)したりしながら地球(ちきゅう)が誕生(たんじょう)したのです。
このようにしてできた地球(ちきゅう)は、最初(さいしょ)はどろどろした火(ひ)の玉(たま)のようなものだったのです。表面(ひょうめん)は月(つき)のようにクレーターだらけで、そのまわりは二酸化(にさんか)炭素(たんそ)の雲(くも)におおわれていたようです。
もちろん海(うみ)も酸素(さんそ)も空(そら)もなく、まして、生物(せいぶつ)は何(なに)も存在(そんざい)せず、きびしい世界(せかい)だったようです。このような地球(ちきゅう)に海(うみ)ができ、酸素(さんそ)もつくられるようになり、やがて生(い)き物(もの)が生活(せいかつ)を始(はじ)めるようになったのです。これは、地球(ちきゅう)が誕生(たんじょう)して約(やく)5～7億(おく)年(ねん)もたってからのことです。