雨の落ちるスピードはどれくらい

小(ちい)さな雨(あま)つぶは、ゆっくりと、大(おお)きな雨(あま)つぶは速(はや)く、地上(ちじょう)に落(お)ちてきます。
たとえば、直径(ちょっけい)が0.02mm、つまり1mmの50分(ぶん)の1の非常(ひじょう)に小(ちい)さな雨(あま)つぶ（こんなに小(ちい)さいものは、本当(ほんとう)は雨(あめ)というより、霧(きり)のつぶですが）は、1秒間(びょうかん)に1~2cmしか落(お)ちてきません。直径(ちょっけい)が0.15mmのつぶになると、1秒間(びょうかん)に50cmほどのスピードで落(お)ちてきます。
直径(ちょっけい)が0.5mmより大(おお)きくなると、一般(いっぱん)に雨(あめ)といっていますが、この、直径(ちょっけい)が0.5mmほどの細(こま)かい雨(あめ)で、秒速(びょうそく)2.2m。直径(ちょっけい)1mmの弱(よわ)い雨(あめ)で、秒速(びょうそく)6.2mm。直径(ちょっけい)3mmの強(つよ)い雨(あめ)にもなると、秒速(びょうそく)7~8mというスピードで落(お)ちてきます。秒速(びょうそく)7~8mというと、時速(じそく)25~30kmのスピードになります。雨(あめ)も、大(おお)つぶになると、意外(いがい)に速(はや)いスピードで落(お)ちてくるものなのです。