「地球防衛隊SDGs」第23話解説編「途上国と日本、それぞれが抱える教育の課題」
ちょっとむずかしそうだけど、
教育がテーマのまんが第23話はコチラ!
途上国 と日本 、それぞれが抱 える教育 の問題 とは?
ねえ、スモール。
途上国では、学ぶために最低限必要な設備や人、モノが不足しているんだよね。このままじゃ、すべての子どもたちが教育を受けることはできないよ!
そうなんだよ。様々な国からのサポートによって、年々、学校に通えない子どもの数は減ってきているんだけど…。
途上国での教育の問題を解決するには、これからも世界のみんなで協力していかなきゃいけないね。
ところでスモール、日本には教育の問題はないのかな。日本ではたしか、小・中学校の9年間は、すべての子どもが教育を受ける権利を持っているんだよね。だから大丈夫……なのかな? ホントに?
オオッ、いい目のつけどころだね!
たしかに日本には義務教育の制度はあるんだけど、いくつか教育現場が抱えている課題はあるんだ。たとえば、こんな例を見てみて!
【日本における教育の課題の例】
●いじめや不登校への対応
学校でのいじめなどによる、不登校の子どもが増えている。
●特別支援教育の充実
障がいのある子どもや、特別な支援を必要とする子どもも、質の高い教育を受けられるよう、一人ひとりにあった指導やカリキュラムを充実させる必要がある。
●ICTの活用
インターネットなどを活用した授業や、新しい学び方ができるように、学校や学習の環境を整えていかなければいけない。
日本にもいろいろな課題があるんだね。もし友だちが不登校になったとしたら、空には何ができるだろう…。自分にできることを考えてみるよ。
空、いいね!まずは自分の学校や、友だちといった身近なところでできることはないか、考えてみよう。
だれもが公平に、質の高い教育を受けられるようにはどうしたらいいか? 子どもも大人も、いつでも学ぶことができる世界を目指して、SDGsには「4 質の高い教育をみんなに」という目標があるんだからね。
今まで当たり前だと思ってた「学校に行くこと」や「勉強すること」への見方が変わった気がするよ! さーて、今日も宿題をがんばろうっと!
構成・文/塚田智恵美
イラスト/奈良裕己