「地球防衛隊SDGs」第2話解説編「将来、魚が食べられなくなってしまう?」
最近「SDGs」という言葉をよく目にするようになったよね。
学校で習った人もいるはず。
ちょっとむずかしそうだけど、学習まんが「地球防衛隊SDGs」で楽しく学んじゃおう。
今回は、「魚など水産物を獲(と)る」ことについて、説明するよ。
このままだと、魚たちがいなくなっちゃう?

ねえ、スモール。未来の2130年は回転ずしが一皿1万円って言っていたけど、どうしてそんなに高いの?


魚が獲れなくなって、高級品になってしまったからだよ。
獲れなくなった理由はいくつかあって、まんが第3話でお話しするけど、人間が出す大量のゴミが海を汚(よご)したことがひとつ。あと、現代(げんだい)の人々が獲りすぎてしまったことも原因(げんいん)なんだ。

獲りすぎってどういうこと?
必要以上に獲ってしまっているってこと?

このグラフを見てごらん。
世界の漁業の状況を表したものなんだけど、「過剰(かじょう)利用又(また)は枯渇状態(こかつじょうたい)の資源(しげん)」という割合が増えているよね。
これは、適正(てきせい)なレベルを超えて、水産物を獲りすぎている、ということなんだ。
世界の水産資源の状況


このままだと、魚たちがいなくなっちゃうってこと!?

そうならないように、行政(ぎょうせい)が漁獲量(ぎょかくりょう)を制限(せいげん)したり、漁業で生活している人たちが別の仕事につけるようにサポートしたりすることで、漁獲量が適正なレベルに近づくようにしているんだ。
海はつながっているから、各国の国際的(こくさいてき)な協力が必要。
SDGs「14 海の豊(ゆた)かさを守ろう」でも「漁獲を規制(きせい)し、不適切(ふてきせつ)な漁業慣⾏(かんこう)を終了(しゅうりょう)し、科学的な管理計画を実施(じっし)する」ことを目指しているんだよ。


あ、そのアイコンは! あの時、なんでアラートが鳴ったの?


それは第3話「買い物袋で地球を救う!?②」をお楽しみに!