メニュー閉じる

今でも、フロンは使われているのですか?

今でも、フロンは使われているのですか?

1987(ねん)、オゾン(そう)破壊(はかい)する物質(ぶっしつ)規制(きせい)する「モントリオール議定書(ぎていしょ)」という国際的(こくさいてき)()()めができた。

この()()めによって、アメリカやヨーロッパ、日本(にほん)などの先進(せんしん)(こく)では1995(ねん)いっぱいで、特定(とくてい)フロンであるCFC(クロロ・フルオロ・カーボン)の製造(せいぞう)をやめたんだ。(いま)はオゾン(そう)への影響(えいきょう)(ちい)さいHCFC(ハイドロ・クロロ・フルオロ・カーボン)やHFC(ハイドロ・フルオロ・カーボン)などが代替(だいたい)フロンとして、使(つか)われている。

ただ、影響(えいきょう)(ちい)さいとはいえ代替(だいたい)フロンもやはりオゾン(そう)をこわすことにはかわりがなく、HCFCも2020(ねん)までに製造(せいぞう)()りやめ、代替(だいたい)フロンはHFCだけになる。

先進(せんしん)(こく)以外(いがい)国々(くにぐに)では、(あたら)しい設備(せつび)をつくるのにたくさんのお(かね)がかかるため、フロンの規制(きせい)がおくれている。また、先進(せんしん)(こく)でも()()めができる(まえ)製造(せいぞう)されたエアコンや冷蔵(れいぞう)()にはフロンが使(つか)われている。空気(くうき)(ちゅう)()たフロンは10~20(ねん)かけてオゾン(そう)にとどくため、(いま)すぐすべてのフロンを使(つか)わなくなったとしても効果(こうか)()るのはずっと(さき)のことなんだ。また、代替(だいたい)フロンのHFCは、オゾン(そう)破壊力(はかいりょく)(ちい)さいけれど、地球(ちきゅう)温暖化(おんだんか)(すす)める温室(おんしつ)効果(こうか)(たか)いことが問題(もんだい)になっているんだ。

PAGETOP