あらゆる生物は、自分たちに合った自然環境の中で生きてきた。しかし、地球温暖化により気候が変わることで、生態系が少しずつ破壊されている。食物連鎖のバランスがくずれ、飢えで死んでしまう生物が増える。
そして数が減り、絶滅にまで追いこまれる生物もいる。
南極やグリーンランドの氷がとけてしまうと、そこにすんでいる生き物たちがくらせなくなる。ペンギンやアザラシ、ホッキョクグマなどは卵や赤ちゃんを産んで育てる場所がなくなる。
海水の温度が変わることで、海の生物のすみかも変動するため、多くの生物がえさをとれなくなってしまう。
水温25~30℃の海でしか生きることができないサンゴは、海水の温度が上がると死んでしまい、サンゴ礁をつくれなくなってしまう。サンゴ礁はたくさんの海の生き物のすみかとなっているためほかの生き物も死んでしまう。