二酸化炭素を固めて、地層や海中にうめる方法を「CCS」という。大量の二酸化炭素をへらす事ができるため、地球温暖化を防ぐ新しい手段として世界的に注目を集めている。
火力発電所や工場から出る排気ガスから、アルコールなどを利用して二酸化炭素だけを分離し集める。集めた二酸化炭素は地中貯留、海底貯留といった方法で大気に出ないようにする。
地中貯留は、二酸化炭素を石油やガスを掘り出したあとの地層におしこめる技術。石油が何十万年とふうじこめられていたのだから、二酸化炭素もかんたんに出てこないだろうと考えられている。
海底貯留は水深1000~2500mの海水中に、二酸化炭素をとかしこむ方法。高圧・低温の深海では、二酸化炭素は水分子と結合して二酸化炭素ハイドレートといった物質に変化するため大気にもどることはないんだ。