自然界には多種多様な動植物が存在する。それらはみんな利用し合い、支え合い、互いに関わりあいながら生きている。人間だってその仲間だ。こうした豊かな自然のつながりを「生物の多様性」という。
今、おもに人間の活動によって絶滅した動植物やこれから絶滅が心配されている動植物が急激に増えている。ひとつの生き物が絶滅すれば生態系のバランスがくずれ、ほかの生き物にも影響する。たくさんの動植物が存在することで、わたしたち人間の生活も成り立っているんだ。
「生物多様性条約(CBD)」は、地球上のあらゆる動植物を守っていこうという条約。1992年、ブラジルで行われた「地球サミット」で決められたんだ。