異常気象というのは「ひと月の平均気温や、雨などの降水量が、これまでの30年間かそれ以上の間、一度も観測されなかったほど、平年の値よりずれている」場合のこと。
ところが最近では毎年のように世界各地で異常気象が起きている。
2004年、日本は記録的な猛暑が続き、たくさんの人が亡くなった。
2005年にはアメリカ南部をハリケーン「カトリーナ」が直撃し、1000人以上の犠牲者を出した。また、自然災害による被害総額でも、過去最大のものとなった。この年、北大西洋ではカトリーナのほかにも、合計27のハリケーンが発生した。
2006年、オーストラリアでは干ばつ、ブラジルでは洪水などが起き、日本やヨーロッパは暖冬となった。
2007年、フランスでは過去50年間でもっとも4月の気温が上がり、モスクワは5月の気温が観測史上最高を記録。そのほかにもトルコの干ばつ、ギリシャの洪水などが起きた。
2008年、ミャンマーではサイクロンの直撃により、大勢の犠牲者を出した。