木の種類によって二酸化炭素の吸収量はちがうのですか？

自然・生物

木(き)の二酸化(にさんか)炭素(たんそ)の吸収(きゅうしゅう)量(りょう)は、種類(しゅるい)だけではなく、高(たか)さや幹(みき)の太(ふと)さ、生(は)えている場所(ばしょ)、そして気候(きこう)などによってちがってくる。

木(き)の種類(しゅるい)ごとの二酸化(にさんか)炭素(たんそ)吸収(きゅうしゅう)量(りょう)は、下(した)の計算(けいさん)式(しき)でおよその数(かず)を出(だ)すことができる。

幹(みき)の体積(たいせき)の増加(ぞうか)量(りょう)(ｍ³/年(ねん))×容積(ようせき)密度(みつど)(トン/ｍ³)×拡大(かくだい)係数(けいすう)×炭素(たんそ)含有(がんゆう)率(りつ)＝年間(ねんかん)吸収(きゅうしゅう)量(りょう)

ただし、体積(たいせき)や容積(ようせき)密度(みつど)を量(はか)ることは難(むずか)しいので、一般的(いっぱんてき)にはスギやヒノキなど、幹(みき)が太(ふと)くて背(せ)の高(たか)い木(き)ほど二酸化(にさんか)炭素(たんそ)吸収(きゅうしゅう)量(りょう)が多(おお)いとおぼえておくといいよ。

また、同(おな)じ条件(じょうけん)の場所(ばしょ)に生(は)えている場合(ばあい)、針葉樹(しんようじゅ)の方(ほう)が広葉樹(こうようじゅ)より吸収(きゅうしゅう)率(りつ)が高(たか)いといわれていて、スギ（針葉樹(しんようじゅ)）とブナ（広葉樹(こうようじゅ)）との比較(ひかく)では、スギはブナの1.9倍(ばい)の二酸化(にさんか)炭素(たんそ)量(りょう)を吸収(きゅうしゅう)するというデータがある。