海や川のよごれで、動物や魚が死ぬことはありますか?

海や川のよごれで、動物や魚が死ぬことはありますか?

1988年、ヨーロッパのスウェーデン、ドイツ、イギリスなどに囲まれた北海という海で、17000頭以上のアザラシがいっぺんに死んだ。

原因を調べたらウイルスによる伝染病とわかったが、ほかにも理由がある可能性も出てきた。北海は、まわりを陸や島にかこまれた、とざされた海。沿岸の各国からは長い間、PCBなど毒の強い化学物質が捨てられてきて、それがアザラシの体にたまってしまい、病気に対する抵抗力が弱っていたからではないかというんだ。

毎年のように、世界のどこかの海でタンカーが事故を起こして、たくさんの原油が海に流れ出す。流れ出した原油が水鳥の羽につくと、飛べなくなって死んでしまう。こういう事故は、何度もある。生活排水にふくまれる食品の食べ残しなどの有機物は少しなら問題ないけれど、大量になると水中の酸素が少なくなり、呼吸できなくなった魚などが死んでしまう。プランクトンが海や川で異常発生する赤潮やアオコによって、魚や貝などが死ぬこともめずらしくない。

海や川のよごれで動物や魚はもちろん、人間も病気になったり死んだりしている。日本では、水俣病やイタイイタイ病といった、海や川のよごれが原因の公害病で、これまでたくさんの人が亡くなっているんだ。そしてそれらの病気のせいで今も苦しんでいる人がいる。

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