ゴルフ場は、川の水をよごしているのですか？

ゴルフ場(じょう)では、芝生(しばふ)を美(うつく)しく保(たも)つために、殺虫剤(さっちゅうざい)や除草(じょそう)剤(ざい)、殺菌剤(さっきんざい)などいろいろな農薬(のうやく)が使(つか)われている。これらの農薬(のうやく)が、流(なが)れ出(だ)して川(かわ)や地下水(ちかすい)にまざるんだ。

農薬(のうやく)には体(からだ)に有害(ゆうがい)な化学(かがく)物質(ぶっしつ)や薬品(やくひん)がたくさん使(つか)われている。ゴルフ場(じょう)の近(ちか)くに住(す)む人々(ひとびと)は川(かわ)の水(みず)や地下水(ちかすい)を利用(りよう)している。その川(かわ)の下流(かりゅう)に住(す)む人(ひと)も川(かわ)の水(みず)を水道(すいどう)水(すい)として使(つか)う。農薬(のうやく)のまじった水(みず)は心配(しんぱい)だよね。このことが、1987年(ねん)ごろから全国(ぜんこく)で大(おお)きな問題(もんだい)となったんだ。そこで県(けん)や国(くに)も動(うご)きだして、使(つか)ってよい農薬(のうやく)の種類(しゅるい)や量(りょう)を決(き)めたんだ。

ゴルフ場(じょう)をつくるときには、森林(しんりん)を破壊(はかい)する。森林(しんりん)がなくなると、洪水(こうずい)が起(お)こりやすくなるんだ。そこにすむ動物(どうぶつ)たちも、すみかがなくなる。ゴルフ場(じょう)などをむやみにつくると、いろいろな問題(もんだい)が起(お)こってくるんだ。