木や紙などは時間がたつうちにくさったり、こなごなになったりして、やがて分解されてしまう。ところがプラスチックは自然の力では分解されないので、いつまでもくさらないでそのままの形で残ってしまう。
軽くじょうぶで、水やよごれに強い。その上、加工もしやすいなど、プラスチックはすばらしい性質を持っているため、身の回りのあらゆるところに使われている。飲み物のボトルに使われているペットボトルもプラスチックだよ。けれども、プラスチックの特徴である「くさらない」という性質が、ゴミとなると問題になってしまう。
世界の海には、プラスチックのゴミがたくさんういている。海がよごれるだけでなく、生き物たちが飲みこんで死んでしまうこともあるんだ。また、プラスチックには、燃やすと毒のあるガスを出すものがある。ダイオキシンという猛毒の物質がでるものもある。