増え続けるゴミをほうっておくと、日本はゴミの山になってしまう。リサイクルなどで再利用しないゴミは、燃えるものは焼却場で燃やして灰に、燃えないものはそのまま最終処分場に埋められる。
ところが今、最終処分場が足りなくなっていることが問題になっている。もともと国土がせまい日本は最終処分場にする場所も少ない。そのうえ、悪臭が発生したり、人体に有害な物質が出たり、土壌や水の汚染もまねくことから最終処分場の設置は、人家から離れているところ、近くで農作物を生産していないところなどといった条件があるため新しくつくるのがむずかしい。これまで海岸を埋め立てたり、山を切り崩したりしてつくってきたのだが、このままのペースでいくと、今ある国内の処分場もあと20年ぐらいでいっぱいになってしまうんだ。