世界の人口のおよそ80%は、アフリカや南米、東南アジアなど開発途上国とよばれる貧しい国に住んでいる。
開発途上国は農作物が育ちにくい土地が多いうえに、干ばつや洪水などによって穀物のとれ高が少なくなっている。そのため、食べ物が足りず栄養不足になり、毎年何百万人の人たちがうえ死にしているんだ。一方で人口ははげしい勢いで増えており、ますます食べ物が足りなくなっている。ふえる人口全員には穀物がいきわたらない状態なんだ。
外国から穀物を輸入するにも、お金がなくてできない国もたくさんある。かたやヨーロッパ、北アメリカ、日本など、先進国とよばれている経済的に豊かな国では、食べすぎや太りすぎの人が問題になっている。