2004年度の日本のエネルギーのうちわけは、つぎのようになっている。いちばん多いのが石油から得られるエネルギーで、全体の49%をしめている。
そのつぎが石炭から得られるエネルギーで21%、つづいて天然ガス14%、原子力11%、その他5%となっている。
このエネルギーがすべてそのまま使われるわけではなく、多くは電気やガスに形を変えて使われている。50年以上前は、石炭、水力、石油の順だったけど、その後、石油の割合がどんどんふえて、一時期は75%以上を石油にたよるようになった。ところが1973年にオイルショックという大事件があって、石油が足りなくなったり、石油の値段がとても高くなったりしたんだ。そこで、石油ばかりにたよっていてはあぶない、ということにみんなが気づき、その後は、石炭が見直され、原子力や天然ガスの割合もふえた。ただ、石炭も天然ガスも化石燃料でいつかなくなってしまうため、最近は自然エネルギーなどの研究・開発が進められている。