メタンハイドレートは、メタンガスが水と結合してできた結晶のこと。氷のように冷たい固体だが、火をつけると燃えることから「燃える氷」とも呼ばれる。
北極や南極近くの永久凍土や深海の海底に多くあり、また日本の周辺にも分布していて、その量は国内の天然ガス消費量の約100年分にあたることから、新しい化石燃料として注目されている。海底深くにあるので、今、生物や海水に悪い影響をあたえず効率的に取り出す方法の研究などが進められている。
ただ、メタンハイドレートは温度が上がったり圧力が下がったりすると、メタンガスが発生する。メタンガスは地球温暖化の原因である温室効果がとても高いため、実際にどのくらい使えるかどうかはまだ調査中なんだ。