電気をムダなく上手に使うなど、エネルギーを効率的に使用することによって、より少ないエネルギーで大きな効果を上げることを省エネルギーといい、略して「省エネ」という。
発電は、おもに石油などの化石燃料を燃やしたエネルギーを使う。しかし、化石燃料を燃やすと二酸化炭素が出るので、地球温暖化を進めてしまう。世界中で大きな問題となっている地球温暖化をくいとめるために、一人ひとりができることとして、省エネルギーがあるんだ。つまり電気のムダ使いをやめて、発電時に出る二酸化炭素の量を少しでも減らそうということ。
そのほかに省エネ製品を使うということもある。各メーカーの取り組みによって、家庭で使う電化製品は省エネ性能が高くなってきている。とくにエアコンや冷蔵庫など、これまで消費電力が高かったものに省エネ製品が増えているんだ。お店にならんでいる製品には商品の省エネ性を示すマークなどがついている。たとえばエアコンは「COP」が目安になる。COPとは冷暖房能力を消費電力で割った数値。この数値が高いものほど省エネ性が高いエアコンなんだ。