「環境アセスメント」は、道路やトンネル、空港やダムなど、大きな工事をする前にその工事が環境におよぼす影響を調べる制度。
大きな工事をすると、工事のとちゅうや完成した後で、野生動物や植物が減るなど、まわりの自然環境に大きなえいきょうをおよぼすおそれがあるんだ。そこで事業主は工事をスタートさせる前に、その工事が自然にあたえる影響を調査し、調査の結果を近くに住む人々に知らせて、その人たちの意見も聞きながら、環境破壊が起こらないよりよい計画を立てていくんだ。
アセスメントとは「評価」という意味。1997年に「環境影響評価法」が成立し、道路やダム、発電所など13種類の事業と港湾計画では、国民の評価を聞きながら調査方法を選び、調査結果に国民や国の意見を取り入れて、環境に優しい事業計画を立てていくようになった。2005年に行われた「愛知万博」では、200もの調査項目を設けて環境アセスメントを行ったよ。