新築した家などで、目が痛くなったり、目まいやはき気などが起きたりすることがある。原因は建材や接着剤にふくまれる化学物質で、こうした症状を「シックハウス症候群」という。
合板や接着剤に使われるホルムアルデヒド、塗料に使われるトルエンなどの化学物質は常に空気中に放出されている。そこに住む人は長い時間それを吸い続けることにより、体内にどんどんと毒性がたまっていき、吐き気や目まいなどの症状が出てしまうんだ。最近の住宅は気密性が高く、窓を開けないかぎり換気ができないことも原因のひとつといわれている。最近はシックハウス症候群に対応した建材や塗料などが開発され、使われている。また同じように、学校でこうした症状になることを「シックスクール症候群」という。
