スローとは「ゆっくり」という意味。「スローフード」は、インスタント食品や、注文すればすぐ食べられる「ファストフード」ばかりではなく、食べ物をじっくり見直すことから、生活に豊かさを持とうという運動のこと。
食品添加物を使わず、伝統的な食材や、その土地ならではの素材を活かした食べ物をとることなどだね。たとえば日本なら米やみそ、しょうゆなど伝統的な食材がたくさんあるよね。それらを活かした郷土料理などもある。自然栽培された旬の野菜など、その時、その場でしか食べられないものもある。そうした食材や食品の価値を見直していくことが、長い目でみたときに環境にもいい影響となるんだ。
スローフードはもともとイタリアで1980年代に始まった運動で、今、世界中で実践されているんだ。スローフードを取り入れた生活スタイルを「スローライフ」ともいうよ。