食料自給率とは国ごとに食べている食料のうち、どのくらいがその国内で生産されているかという割合のこと。
計算方法は主に3種類あるが、一般的にはカロリーベース総合食料自給率のことを示す。
(ひとりが1日に食べる国産食品のカロリー)÷(ひとりが1日に食べる全食品のカロリー)
この数字で、1日に食べるもののうち、何%が国産の食品かということが大まかにわかるんだ。
日本の食糧自給率をカロリーベースでみると、昭和40年は73%だったが、平成19年度には40%にまで下がっており、先進国では最低水準となっている。
特に小麦・トウモロコシ・大豆はほとんどを海外からの輸入に頼っている。みそやとうふ、なっとうといった日本の伝統的な食品は、実は外国産の大豆で作られているんだ。
輸入元の国で大きな農被害が出たり、戦争など情勢の変化があって輸入が止まった場合、日本はたちまち食料不足になってしまう。
そうしたことから今、国産の食品を増やして、食料自給率を高めることが課題になっている。