地球温暖化を進める二酸化炭素は、省エネなどを利用してなるべく出さないようにしたいけれど、テレビを見たり、お風呂をわかしたりなど、ふつうに生活をしているだけで出てしまうもの。
そこで出してしまった二酸化炭素を、ちがう方法で埋め合わせするカーボンオフセットという考え方が広まり始めているんだ。カーボンとは二酸化炭素、オフセットとは埋め合わせという意味。
埋め合わせの方法はいくつかあるけれど、たとえば植林や森林保護。二酸化炭素を吸収してくれる森林を育てることで、自分たちが出した分を帳消しにするというわけだ。
お正月に出す年賀はがきでカーボンオフセットに取り組める「カーボンオフセット年賀」を知っているかな? 1枚につき5円の寄付金が上乗せされており、集まった寄付金は、植林など二酸化炭素を減らすための取り組みに使われる。
年賀はがきだけではなく、ほかの商品やサービスにもカーボンオフセットを採用したものがふえてきているよ。