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むし歯について調べちゃおう

むし歯について調べちゃおう

6(がつ)4~10(にち)は、()健康(けんこう)病気(びょうき)予防(よぼう)について(かんが)える()衛生(えいせい)週間(しゅうかん)だ。きみは、()大切(たいせつ)にしているかな? ()には、()(もの)をかんで(こま)かくするという大切(たいせつ)なはたらきがある。でも、()みがきをしなかったり、あまいものをたくさん()べたりすると、むし()になってしまう。どうしてむし()になるのか、むし()予防(よぼう)するにはどうしたらいいのか調(しら)べちゃおう。

乳歯(にゅうし)から永久歯(えいきゅうし)

()は、()(もの)()べるときにとても大切(たいせつ)なはたらきをしている。()のいちばんのはたらきは、()(もの)をかんで(こま)かくし、()みこみやすくすること。もし、()がなかったら、よほどやわらかいものでないかぎり、()べるのはむずかしいよね。

()まれたばかりの(あか)ちゃんには、()はなくて、2(さい)ごろから()(はじ)める。このとき()えるのは、乳歯(にゅうし)という()どもの()だ。6(さい)くらいになると、乳歯(にゅうし)がぬけて、乳歯(にゅうし)よりも(おお)きな大人(おとな)()()えるようになる。この()は、ぬけてしまったら二度(にど)()えてくることがないので、永久歯(えいきゅうし)というよ。乳歯(にゅうし)は20(ぽん)だけど、永久歯(えいきゅうし)はふつう32(ほん)。とくに永久歯(えいきゅうし)は、大切(たいせつ)にしたいものだね。

()にはいろいろな(かたち)がある

(かがみ)(うつ)して()()てごらん。(かたち)のちがう()があることがわかるかな。人間(にんげん)には、門歯(もんし)前歯(まえば))、犬歯(けんし)糸切(いとき)())、きゅう()(おく())という3種類(しゅるい)()があるんだ。

門歯(もんし)は、前歯(まえば)のことで、ものをかみ()るはたらきをする。犬歯(けんし)は、門歯(もんし)のおくにある()で、(さき)がとがっているので、ものを()りさきやすい。さらにそのおくにあるのが、きゅう()だ。きゅう()は、うすのような(かたち)をしていて、ものをかみくだいたり、すりつぶしたりしやすい。この3種類(しゅるい)()があるおかげで、人間(にんげん)は、(にく)野菜(やさい)も、(こま)かくできるんだ。

(さん)()をとかすのがむし()

むし()原因(げんいん)は、(くち)(なか)にいるミュータンスきんというばいきんだ。しっかり()をみがかないと、()表面(ひょうめん)()()ぐきのさかい()(しろ)いかすのようなものがくっついていることがある。これは、むし()きんなどばいきんのかたまりで、プラークという。プラークから()(さん)のせいで、()がとけてしまうんだよ。

むし歯きん
むし()原因(げんいん)となるむし()きん。このきんが()をとかすとむし()になる。

むし()になると、()がだんだんとけて(あな)()いたりする。(すこ)()がとけたくらいのころは(いた)くないけど、だんだん(あな)(ふか)くなるにつれて、(つめ)たいものがしみたり、(いた)みを(かん)じたりする。そのまま()っておくと、自分(じぶん)()をうしなってしまう。

できたばかりのむし歯
できたばかりのむし()()表面(ひょうめん)のエナメル(しつ)がとかされた。このときは(いた)みを(かん)じない。
ぞうげ質まで穴が開いたむし歯
エナメル(しつ)(した)のぞうげ(しつ)まで(あな)()いたむし()(つめ)たい(もの)がしみるようになる。
歯ずいまで進んだむし歯
ぞうげ(しつ)(した)()ずいまで(すす)んだむし()。この状態(じょうたい)になると、(つよ)(いた)むようになる。
さらにむし歯が進んだ状態
さらにむし()(すす)んだ状態(じょうたい)()()までむし()になっていると()をぬくこともある。

出典(しゅってん):テーマパーク8020

最新(さいしん)技術(ぎじゅつ)でむし()(なお)

むし()になってしまった()(なお)すには、これまで、むし()部分(ぶぶん)をけずり、金属(きんぞく)のつめ(ぶつ)をすることがほとんどだった。でも、この方法(ほうほう)だと、(のこ)っている()金属(きんぞく)のつめ(ぶつ)のすき()にプラークがたまり、またむし()になることもある。そこで、(あたら)しい治療(ちりょう)方法(ほうほう)研究(けんきゅう)(すす)められている。

東北大学(とうほくだいがく)などは、けずった部分(ぶぶん)に、()(おな)成分(せいぶん)(こま)かなつぶをふきつける方法(ほうほう)開発(かいはつ)した。この方法(ほうほう)では、むし()をけずってできた(あな)につぶをふきつけて(あな)をうめて、むし()だった()をもとの()のようにする。この方法(ほうほう)は、これまでの治療(ちりょう)(くら)べて、()との(あいだ)のすき()(すく)なく、もとの()(ちか)くなるので、またむし()になることは(すく)ない。(すう)(ねん)()には、この方法(ほうほう)治療(ちりょう)できるようになる()こみだ。また、健康(けんこう)()をむし()きんから(まも)成分(せいぶん)をふきつけて、むし()予防(よぼう)などもできると(かんが)えられているよ。

()べた(あと)は、すぐみがこう

むし()にならないためにも、しっかり予防(よぼう)をしよう。

むし()予防(よぼう)大事(だいじ)なのは、プラークができないように、ものを()べた(あと)は、()についた()べかすをしっかり()りのぞくことだ。そして、()みがきは(ただ)しくしよう。

()ブラシの(おお)きさは、前歯(まえば)2(ほん)(ぶん)くらいがいい。また、毛先(けさき)(ひら)いたら、(あたら)しいものにかえよう。毛先(けさき)(ひら)いた()ブラシでは、()べかすをしっかり()とせない。

みがくときは、()にブラシをきちんとあて、あまり(ちから)()れずに(かる)()きざみにみがこう。()べかすは、おく()のみぞや、()()(あいだ)などに(のこ)りやすい。そういうところは、とくにしっかりみがこう。また、デンタルフロスという(いと)使(つか)って、()()(あいだ)()べかすを()(のぞ)くとより効果的(こうかてき)だ。

()(もの)()(かた)にも()をつけて

()みがきのほかにも、むし()(ふせ)ぐためによいことがある。それは、()べるものと()(かた)()をつけること。砂糖(さとう)をふくんでいる()(もの)や、()()べかすがくっつきやすい()(もの)には注意(ちゅうい)しよう。また、おやつなどを、いつまでもだらだら()べるのも(だい)問題(もんだい)()(もの)()べている(あいだ)()べた(あと)は、むし()きんが()(さん)のせいで、(くち)(なか)がむし()になりやすい状態(じょうたい)なんだ。

()べるときには、よくかむことも大切(たいせつ)だ。よくかんで()べると、(くち)(なか)にだ(えき)()てくる。だ(えき)は、(さん)のはたらきをおさえて、(くち)(なか)をむし()ができにくい状態(じょうたい)にするはたらきがある。

また、毎日(まいにち)()をチェックして、むし()があったら(はや)めに歯科医院(しかいいん)()こう。むし()があまり(すす)んでいないうちなら、(みじか)期間(きかん)治療(ちりょう)簡単(かんたん)()わるよ。

いつまでも自分(じぶん)()で、おいしいものが()べられるよう、()ごろから、()健康(けんこう)()をつけたいものだね。

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