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中国と日本は、どんな結びつきをもっているの?

中国と日本は、どんな結びつきをもっているの?

こたえ:古代(こだい)日本(にほん)中国(ちゅうごく)文化(ぶんか)をさかんに()()れ、(いま)()(もの)貿易(ぼうえき)などでの(むす)びつきが中心(ちゅうしん)です。

中国(ちゅうごく)中華(ちゅうか)人民(じんみん)共和国(きょうわこく))は紀元(きげん)(ぜん)から文化(ぶんか)(さか)えた(くに)で、まわりの国々(くにぐに)(おお)きな影響(えいきょう)をあたえました。日本(にほん)へも、(こめ)づくりや漢字(かんじ)仏教(ぶっきょう)儒学(じゅがく)貨幣(かへい)など、いろいろなものが(つた)わってきました。日本(にほん)遣隋使(けんずいし)遣唐使(けんとうし)(おく)ったのも、中国(ちゅうごく)文化(ぶんか)()()れたかったからです。

一方(いっぽう)では、1894~1895(ねん)日清(にっしん)戦争(せんそう)や1937~1945(ねん)日中(にっちゅう)戦争(せんそう)など、両国(りょうこく)(たたか)ったこともありました。1972(ねん)9(がつ)両国(りょうこく)は「日中(にっちゅう)共同(きょうどう)声明(せいめい)」に署名(しょめい)し、国交(こっこう)回復(かいふく)しました。その1ヵ月(げつ)()には、友好(ゆうこう)(あかし)として、中国(ちゅうごく)から日本(にほん)へ「カンカン」と「ランラン」の2(とう)のパンダがおくられました1)

文化(ぶんか)での(むす)びつき

(わたし)たちが使(つか)っている漢字(かんじ)大部分(だいぶぶん)は、中国(ちゅうごく)から(つた)わった()か、それを簡単(かんたん)にした()です。漢字(かんじ)音読(おんよ)みは、(むかし)中国語(ちゅうごくご)発音(はつおん)(もと)にしたものです。音読(おんよ)みが2つ以上(いじょう)あるのは、中国語(ちゅうごくご)(おと)時代(じだい)によって()わり、それらが次々(つぎつぎ)(つた)わったからだといわれています。山水画(さんすいが)書道(しょどう)雅楽(ががく)なども、中国(ちゅうごく)からきた文化(ぶんか)です。1972(ねん)国交(こっこう)正常(せいじょう)()以降(いこう)は、日本(にほん)から中国(ちゅうごく)(つた)わる文化(ぶんか)(おお)くなりました。

()(もの)での(むす)びつき

白菜(はくさい)大根(だいこん)、にんじん、ごぼう、れんこん、かぶ、なす、きゅうり、ほうれん(そう)、みかん、もも、(ちゃ)などは、中国(ちゅうごく)から直接(ちょくせつ)、または中国(ちゅうごく)(とお)って日本(にほん)(つた)わったものです。近年(きんねん)になってから(つた)わった野菜(やさい)は「中国(ちゅうごく)野菜(やさい)」とよばれ、青梗菜(ちんげんさい)塌菜(たあさい)などは、日本(にほん)でもつくられています。中国(ちゅうごく)料理店(りょうりてん)日本(にほん)全国(ぜんこく)にあり、チャーハンやギョーザ、シュウマイ、 タンメン、マーボー豆腐(どうふ)などは、(わたし)たちになじみの(ふか)料理(りょうり)です。

貿易(ぼうえき)での(むす)びつき

日本(にほん)にとって中国(ちゅうごく)は、輸出(ゆしゅつ)(だい)2()輸入(ゆにゅう)(だい)1()貿易(ぼうえき)相手(あいて)(こく)です(2019(ねん)2)一方(いっぽう)中国(ちゅうごく)にとって日本(にほん)は、輸出(ゆしゅつ)(だい)3()輸入(ゆにゅう)(だい)2()貿易(ぼうえき)相手(あいて)(こく)です(2018(ねん)3)日本(にほん)から中国(ちゅうごく)へは、半導体(はんどうたい)などの電子(でんし)部品(ぶひん)半導体(はんどうたい)製造(せいぞう)装置(そうち)、プラスチック、自動車(じどうしゃ)科学(かがく)光学(こうがく)機器(きき)といった品目(ひんもく)輸出(ゆしゅつ)し、中国(ちゅうごく)から日本(にほん)へは、スマートフォンなどの通信機(つうしんき)衣類(いるい)、パソコンなどの電算機(でんさんき)、テレビなどの音響(おんきょう)映像(えいぞう)機器(きき)金属(きんぞく)製品(せいひん)といった品目(ひんもく)輸入(ゆにゅう)しています。

記事(きじ)公開(こうかい):2021(ねん)10(がつ)

参考(さんこう)資料(しりょう)

1)外務省(がいむしょう)日中(にっちゅう)国交(こっこう)正常(せいじょう)()45周年(しゅうねん)日中(にっちゅう)平和(へいわ)友好(ゆうこう)条約(じょうやく)締結(ていけつ)40周年(しゅうねん)(むか)えて」2018(ねん)6(がつ)26(にち)

https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/pr/wakaru/topics/vol168/index.html

2)財務省(ざいむしょう)貿易(ぼうえき)統計(とうけい)

https://www.customs.go.jp/toukei/suii/html/time_latest.htm

3)日本(にほん)貿易(ぼうえき)(かい)日本(にほん)(おも)貿易(ぼうえき)相手(あいて)」『JFTC きっずサイト』:

https://www.jftc.or.jp/kids/kids_news/japan/country/China.html

監修者(かんしゅうしゃ)大山(おおやま)光晴(みつはる)

1957(ねん)東京都(とうきょうと)()まれ。東京(とうきょう)工業(こうぎょう)大学(だいがく)大学院(だいがくいん)修士(しゅうし)課程(かてい)修了(しゅうりょう)高等(こうとう)学校(がっこう)物理(ぶつり)教諭(きょうゆ)千葉県(ちばけん)教育(きょういく)委員会(いいんかい)指導(しどう)主事(しゅじ)千葉(ちば)県立(けんりつ)長生(ちょうせい)高等(こうとう)学校(がっこう)校長(こうちょう)(など)()て、現在(げんざい)秀明大学(しゅうめいだいがく)学校(がっこう)教師(きょうし)学部(がくぶ)教授(きょうじゅ)として「理数(りすう)探究(たんきゅう)」や「総合的(そうごうてき)学習(がくしゅう)時間(じかん)」の指導(しどう)方法(ほうほう)について講義(こうぎ)演習(えんしゅう)担当(たんとう)している。科学(かがく)実験(じっけん)教室(きょうしつ)やテレビの実験(じっけん)番組等(ばんぐみなど)への出演(しゅつえん)多数(たすう)千葉市(ちばし)科学館(かがくかん)プロジェクト・アドバイザー、日本(にほん)物理(ぶつり)教育(きょういく)学会(がっかい)常務(じょうむ)理事(りじ)日本(にほん)科学(かがく)教育(きょういく)学会(がっかい)(およ)日本(にほん)理科(りか)教育(きょういく)学会(がっかい)会員(かいいん)月刊(げっかん)理科(りか)教育(きょういく)編集(へんしゅう)委員(いいん)(など)(つと)める。

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