どうしておならはくさいの
おならがくさい
このバクテリアは、人間が食べた食べ物ののこりかすをえさにして生きています。 バクテリアは、まず酵素という薬のようなものを使って、この食べ物のかすをバラバラにしてしまいます。 そのとき、くさいにおいを出すガスが生まれます。このガスの名前は、メルカプタンと硫化水素というものです。
ところで、人間はだれでも、食べ物を食べるときに、いっしょに空気も飲みこんでいます。 じつは、この飲みこまれた空気が、長い食べ物用のトンネルを、ゆっくりおりてきて、先ほどのメルカプタンや硫化水素とまざります。 まざるとくさくなり、くさくなった空気は、また、おなかの中を、先へ先へと、下のほうへ進んでいきます。 そして、おしりから、外に出るのです。 おならというのは、大部分は口から飲みこんだ空気なのですが、くさいにおいのするメルカプタンや硫化水素がまじっているためにくさいのです。