どうしてカにさされるとかゆいの

そしてカが血(ち)をすいはじめたとき、針(はり)の先(さき)から、水(みず)のようなものがわたしたちの体(からだ)の中(なか)に入(い)りこんできます。 この水(みず)のようなものはカの唾液(だえき)で、これがかゆみの原因(げんいん)なのです。
このカの唾液(だえき)の中(なか)に入(はい)っている、あるタンパク質(しつ)が原因(げんいん)で、わたしたちの体(からだ)はアレルギー反応(はんのう)を起(お)こし、赤(あか)くはれたり、熱(ねつ)をもったり、かゆくなったりするのです。

一種(いっしゅ)のアレルギー反応(はんのう)を起(お)こしてかゆくなるわけですが、厳密(げんみつ)にいうと、「かゆい」という感覚(かんかく)はどういう感覚(かんかく)かということについて、まだ完全(かんぜん)にはわかっていないそうです。 いずれにしても痛覚(つうかく)器(き)、触覚器(しょっかくき)が微妙(びみょう)に刺激(しげき)されて起(お)こるということのようです。