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どうして息をするの,どうして空気(さん素)がないと人間は死ぬの

どうして息をするの,どうして空気(さん素)がないと人間は死ぬの

人間(にんげん)(からだ)は、ひとつの工場(こうじょう)にたとえることができます。 この工場(こうじょう)で、人間(にんげん)自分(じぶん)(からだ)(うご)かすエネルギーをいつもつくっているのです。

エネルギーをつくるための材料(ざいりょう)はいろいろ必要(ひつよう)ですが、その(なか)でも絶対(ぜったい)になくてはならないものが、ブドウ(とう)酸素(さんそ)です。 ブドウ(とう)というのは、(からだ)(なか)()(もの)からつくられます。 一方(いっぽう)酸素(さんそ)(からだ)(なか)でつくることができないため、空気(くうき)(なか)から呼吸(こきゅう)によって(からだ)(なか)()()れなければいけません。
ブドウ(とう)は、(からだ)(なか)(すこ)しはためておくことができます。 ですから、何日(なんにち)食事(しょくじ)をしなくても、()ぬことはありません。 しかし、酸素(さんそ)(ほう)はためておくことができません。 だから、いつも呼吸(こきゅう)をして酸素(さんそ)(からだ)()()れていないと、人間(にんげん)はすぐに()んでしまうのです。
(みず)にもぐるときに(いき)()めていても(すこ)しは平気(へいき)です。 あれは(はい)(なか)にのこった空気(くうき)から、ほんの(すこ)しの(あいだ)だけ酸素(さんそ)()()れることができるからなのです。

おうちの(かた)

酸素(さんそ)はもともと細胞(さいぼう)(ころ)(ちから)をもっており、(いま)でも酸素(さんそ)()れると()んでしまう細菌(さいきん)嫌気性(けんきせい)生物(せいぶつ))などが、地中(ちちゅう)深海(しんかい)存在(そんざい)します。 酸素(さんそ)()れても平気(へいき)生物(せいぶつ)好気性(こうきせい)生物(せいぶつ))は、この有害(ゆうがい)酸素(さんそ)から()(まも)るための仕組(しく)みを(からだ)(なか)()っています。 そのひとつが、スーパーオキシドジスムターゼ(SOD)という酵素(こうそ)で、酸素(さんそ)無害(むがい)なものにかえてしまう(はたら)きをします。

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