どうしてゆめを見るの
わたしたちは、夜になるとねむくなって、ねむります。 それは、1日のつかれをとるために体をゆっくりと休ませる必要があるからです。 ねている間は、体が休んでいるのですから、当然、脳も休んでいるはずです。 しかし、脳のすべてが休んでしまうわけではありません。 脳のなかの一部分は、ねむっている間もおきて活動しています。 ゆめというのは、人間がねている間、おきて活動している脳が、いたずらをしてつくったものらしいのです。 ときには、ゆめを見なかったという日もありますが、これは、脳が活動していなかったわけではなく、ゆめをおぼえていなかっただけなのです。 ほとんどのゆめは、朝、目がさめるまでにわすれてしまいますが、たまに覚えていることもありますから、そんなとき「ゆめを見た」と感じるわけなのです。 時間的には、目がさめる少し前の明け方、ねむりが浅くなったときに見たゆめは、覚えていることが多いようです。
また、ゆめを見るのは、人間だけではありません。 イヌやネコ、ウシやウマなど、ほとんどのほ乳類の動物は、ゆめを見るといわれています。