人間が、何歳くらいまで生きられるのか。これは、寿命ということですが、寿命は、いま生まれたばかりの赤ちゃんが、このあと何年生きられるかを計算して出した年数のことです。
正しくは、「0歳児の平均余命」といいます。
この「平均余命」は、アメリカ人の場合はアメリカで、日本人の場合は日本でと、つまり、国ごとに計算されて出されます。日本の0歳児の「平均余命」は、厚生労働省の令和5年のデータでは、、女の人で87.14歳、男の人で81.09歳です。また、WHO(世界保健機関)が2024年に公表した世界各国の平均寿命をみると、日本は女の人で1位、男の人で2位、男女をあわせた全体で1位でした。日本人は、世界一長生きの人間なのです。
ところで、人間は、いったいどのくらいまで生きられそうなのでしょうか。これは「最大寿命」と呼ばれ、さまざまな研究や調査が行われています。なかには150歳を限界とする報告もあります。ちなみに、これまで世界で確認されている1番長生きした人は、フランス人の女性で122歳です。
(2025年4月10日更新)