かんたんにいうと、空気をすいこんだときに入ってきたゴミを外に出そうとするために、せきがでるのです。
わたしたちがふだんすいこんでいる空気は、気管や気管支を通って体の中に入っていきますが、ここには「せん毛」とよばれる、とても細かい毛が生えています。細かい毛は空気といっしょに入ってきたゴミをくっつけて、のどの上の方に送り返す役目をしています。しかし、たまにうまくはたらかずに、ゴミがくっついたままになっていることがあるのです。そうすると脳から命令が送られて、息を強くはいてゴミをふき飛ばそうとします。これがせきなのです。
おうちの方へ
ゴミがついていなくてもせきが出ることもあります。「ぜんそく」という病気がそうで、これは、本当はゴミがくっついていないのに、ゴミがついていると勘違いして、脳からの命令が出されてしまうから起きるのです。