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どうして寒いととりはだがたつの

どうして寒いととりはだがたつの

とりはだは()(うご)きに関係(かんけい)してできるものです。

わたしたちの(からだ)は、(さむ)いと自然(しぜん)にちぢんできます。これは(ねつ)をにがさないようにするためなのですが、このとき、()根元(ねもと)にある()()こすための立毛(りつもう)(きん)という筋肉(きんにく)もぎゅっとちぢむことがあるのです。
この筋肉(きんにく)がちぢむと()はひっぱられて、ねていたのがまっすぐになり、(すこ)(うえ)()()げられるというわけです。こうして、そこに(ちい)さないぼのようなものができてきます。これがとりはだがたつということなのです。
(からだ)にたくさん()のある動物(どうぶつ)なら、とりはだがたつと、()()(あいだ)(くう)()(おお)くなって(ねつ)がにげにくくなります。しかし、(ほそ)くて(みじか)()しかはえていない人間(にんげん)では、あまり(やく)()っていません。これは、大昔(おおむかし)、まだ人間(にんげん)(からだ)にたくさん()がはえていた時代(じだい)のなごりだといわれています。(からだ)()がすっかり(すく)なくなってしまった(いま)でも、こんなことだけが(のこ)っているとはふしぎですね。

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