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どうして人間は顔などみんなちがうの

どうして人間は顔などみんなちがうの

おそらくこの質問(しつもん)意味(いみ)は、ゾウやシマウマやサルなど(おな)動物(どうぶつ)どうしでは区別(くべつ)がつかないほどそっくりなのに、なぜ人間(にんげん)だけが、このようにいろいろな(かお)をしているのかということでしょう。これは、人間(にんげん)どうしだから、(かお)やかみなど、いろいろなちがいがよくわかるのです。

(かお)()()ききらいを(かん)じるのは、人間(にんげん)どうしおたがいに非常(ひじょう)興味(きょうみ)(つよ)いからなのです。
動物(どうぶつ)でも毎日(まいにち)いっしょにいると(かお)のちがいが一目(ひとめ)でわかるようになるといわれています。動物(どうぶつ)(えん)飼育(しいく)(がかり)がたくさんのサルの名前(なまえ)がすぐにわかるのは、こんな理由(りゆう)からなのです。またこれは、サルにかぎらず、ほかの動物(どうぶつ)についてもいえることです。
人間(にんげん)(かお)はみんなちがうといいますが、たとえば()(みみ)(はな)(ぐち)などは、ほとんど(おな)(もの)が、ほとんど(おな)じところについています。ですから、生物学(せいぶつがく)(てき)()れば人間(にんげん)(かお)(からだ)はほとんどかわらないといえます。
ひとりひとりが絶対(ぜったい)にちがっているところは、細胞(さいぼう)(なか)にある遺伝子(いでんし)というものです。遺伝子(いでんし)というのはその(ひと)をつくる設計(せっけい)()のようなものです。人間(にんげん)(かお)がみんなちがうのは、(おな)遺伝子(いでんし)をもった(ひと)がいないからなのです。そして、親子(おやこ)兄弟(きょうだい)(かお)がにているのは、(おや)から()遺伝子(いでんし)がつたえられたため、まったく(おな)じではないにしろ、にたような遺伝子(いでんし)をもっているからなのです。

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