骨は何からできているの
ですから、骨を強くするためには、牛乳を飲んだり、小魚をたくさん食べたりすることが必要です。
そのほかに、骨の中には「にかわ質」とよばれるものや水分が入っています。そして、骨も体のほかの部分と同じように、血液から酸素や栄養を受けとり、不要となったものを血液中に出すはたらきをしています。
赤ちゃんのうちは、体の骨組みは小さくてやわらかいのですが、だんだんとカルシウムやリンをたくわえてきて、大きくかたい骨に成長します。
骨はじょうぶで軽いものですが、それはチクワのように中が空洞になっているところが多いからです。その中には骨髄とよばれるやわらかいものが入っています。
この骨髄は、赤血球や白血球という血液の大切な成分をつくっている工場のようなところです。この大事な工場が骨で守られているわけです。
病気などで1週間ほどベッドに横になっているだけで、骨はずいぶん弱くなります。その反対に、よく重い荷物をかついだり、運動をしていると、骨はかたくじょうぶになっていきます。かたい骨でも、そのような変化はしているのです。