どうして(あまいものを食べると)虫歯になるの
象牙質には、たくさんの細い管がきれいにならんでいて、その管の中に神経が入っています。虫歯になって、この管がむき出しになると、食べた物などが管の中に入りこんで、中の神経を刺激するために、歯がいたくなるのです。
ところで、歯のエナメル質がけずられるのは、ばい菌が原因です。歯には、たくさんのばい菌がくっついていて、食べ物のかすなどを栄養にして生きています。このばい菌は、食べ物のかすを消化する液を出し、この液が、歯のエナメル質もとかしてしまうのです。このばい菌の大好物が、じつは糖分、つまりあまいものなのです。
あまいものをたくさん食べて、そのあと歯をみがかないでいたりすると、歯のばい菌はどんどんエナメル質をとかす液を出して、虫歯がさらに悪くなってしまいます。
あまいものを食べるというのは、虫歯のばい菌にせっせとえさをあげているのと同じことなのです。だから、食後にきちんと歯をみがかなければいけないのです。