どうしてぐるぐるまわると目がまわるの
目でものを見るというのは、目だけで感じているわけではありません。目で見たものが脳につたわり、そこではじめて「見えた!」と感じるのです。
ところが、ぐるぐるまわってしまうと、目にうつる景色がものすごいスピードで動いていきますから、目は、その景色をおいかけられずに、頭の中が大混乱してくるのです。そうなると、そのうち、目の玉がふるえ始めます。つまり、目がけいれんを始めてしまうのです。
そして、目は自分の考えと全然関係なく細かく動いて、一体どこを見ているかわからなくなってしまいます。そのために、体は止まっても、目は勝手にいろいろなところを見ているのです。
まわりの景色がぐるぐるまわって見えているときは、このように、目がけいれんしているときです。つまり、目や脳が大混乱しているため、目がまわるというわけなのです。