メニュー閉じる

ウサギの耳はどうして長いの

ウサギの耳はどうして長いの

(みみ)は、(おと)(あつ)めるアンテナの役目(やくめ)をしています。わたしたちは(おと)()こえないときに、(みみ)のところで()(ひろ)げ、(みみ)(おお)きくするようなしぐさをよくします。

つまり(みみ)は、(おお)きいほど、たくさんの(おと)(あつ)めることができるのです。
ウサギの(みみ)(なが)いわけもこれと(おな)じです。広々(ひろびろ)とした草原(そうげん)にすみ、(くさ)()べるウサギは、自分(じぶん)をねらって(ちか)づいてくる(てき)をいち(はや)()るために、(なが)(みみ)のアンテナを使(つか)い、かすかな物音(ものおと)()きのがさないようにしているわけです。
また、(なが)(みみ)にはそのほかにもうひとつ、大事(だいじ)役割(やくわり)があります。それは、(なが)(みみ)表面(ひょうめん)から(ねつ)(そと)ににがすことです。人間(にんげん)は、(からだ)(あつ)くなったときには、あせをかいて(ねつ)をさましています。ところがウサギは、ほとんどあせをかかない動物(どうぶつ)です。ですから、あせをかくかわりに、(みみ)使(つか)って(ねつ)をにがしているのです。
ウサギの(おお)きな(みみ)には血液(けつえき)(なが)れる血管(けっかん)が、あみの()のようにはりめぐらされています。ウサギは、この血管(けっかん)(かぜ)()てて、(なか)血液(けつえき)()やして、(からだ)(あつ)くなりすぎるのをふせいでいるのです。

PAGETOP