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どうしてカメにはこうらがあるの、こうらは何でできているの

どうしてカメにはこうらがあるの、こうらは何でできているの

まず、こうらは(なに)でできているかですが、これは、ヘビやトカゲのうろこと(おな)じものでできています。人間(にんげん)のつめと(おな)じようなものですが、つめよりもっとかたいものです。

虫類(ちゅうるい)のなかで、こうらをもっている動物(どうぶつ)のことをカメといいますが、なぜ、カメにはこうらがあるのかについては、たぶん(からだ)(まも)るために発達(はったつ)したからだと(かんが)えられています。
カメは大昔(おおむかし)はこうらをもっていませんでした。(いま)のトカゲと(おな)じような(かたち)をした動物(どうぶつ)だったのです。それが、だんだんと(いま)のような姿(すがた)になってきたのです。
じつは、カメの祖先(そせん)最初(さいしょ)(むね)のところにある肋骨(ろっこつ)(おお)きくなり、(むね)のあたりだけがかたくなっていきました。その()、それが体全体(からだぜんたい)をつつむようになり、(むね)(ほね)が、(からだ)(おな)(おお)きさになってしまったのです。
そして、そのこうらの(なか)に、手足(てあし)(あたま)まで()っこめることができるようになりました。これは、(からだ)(まも)るのに非常(ひじょう)(てき)していたようです。恐竜(きょうりゅう)絶滅(ぜつめつ)したときにいっしょに絶滅(ぜつめつ)することなく、(いま)()きのこっているのは、こうらのおかげといってもよいのでしょう。

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