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どうして動物にはしっぽがあるの

どうして動物にはしっぽがあるの

動物(どうぶつ)のしっぽというのは,意外(いがい)なことに、(さかな)(かたち)関係(かんけい)があるのです。

(いま)から,およそ5(おく)(ねん)(まえ)地球(ちきゅう)陸地(りくち)にすむ動物(どうぶつ)はいませんでした。このころの()(もの)全部(ぜんぶ)(うみ)(なか)にすんでいたのです。そして、このとき(うみ)(なか)にすんでいた(さかな)は、(およ)ぐために()びれを発達(はったつ)させました。
その(あと)(さかな)一部(いちぶ)水辺(みずべ)(りく)でくらすようになり、それがやがていろいろな動物(どうぶつ)進化(しんか)していったわけですが、(さかな)のときひれだったところが()やあしにかわり、()びれはしっぽに変化(へんか)したのです。は虫類(ちゅうるい)では、しっぽは(はし)るときにバランスをとるためにつごうがよかったのでしょう。ほ乳類(にゅうるい)は、このは虫類(ちゅうるい)から進化(しんか)したものですからしっぽがあるのです。
もともと(およ)ぐための道具(どうぐ)であったしっぽが、クモザルでは()にぶら()がるための道具(どうぐ)となり、リスやキツネでは、ねるときに()きつける毛布(もうふ)がわりに、ウシやウマ、ゾウなどでは(むし)()いはらう道具(どうぐ)になったというわけです。反対(はんたい)にモグラなどのようにしっぽの使(つか)いみちがあまりないような動物(どうぶつ)では、極端(きょくたん)(みじか)くなっています。
人間(にんげん)も、しっぽの使(つか)(みち)がほとんどないために、いつのまにかなくなってしまったのです。しかし、動物(どうぶつ)世界(せかい)ではしっぽをもつものが圧倒的(あっとうてき)(おお)いため、しっぽのない人間(にんげん)(ほう)動物(どうぶつ)仲間(なかま)としてはかわっている(ほう)だといえます。

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