ゾウの耳はどうして大きいの

ゾウの耳はどうして大きいの

ゾウの耳(みみ)が大(おお)きいのは、体(からだ)の温度(おんど)、つまり体温(たいおん)を調節(ちょうせつ)するためです。

テレビなどで、ゾウが耳(みみ)をバタバタさせているのを見(み)ることがありますが、あれは、体(からだ)が熱(あつ)いために、耳(みみ)を動(うご)かして体(からだ)の熱(ねつ)をにがしているところなのです。
たとえば、アフリカゾウは、気温(きおん)が27度(ど)をこえると耳(みみ)を立(た)てて、動(うご)かし始(はじ)めます。32度(ど)をこえると、耳(みみ)をしょっちゅう動(うご)かすようになります。
ふつう、体(からだ)の温度(おんど)を整(ととの)えるには、あせをかいたり、イヌのようにハアハアと息(いき)をしたりしますが、ゾウは、このどちらともちがっています。
まず、あせをかく方法(ほうほう)ですが、これは、あせをかいた後(あと)、その分(ぶん)たくさん水(みず)を飲(の)んで補給(ほきゅう)しなければなりません。しかし、ゾウが生活(せいかつ)しているところはそんなに水(みず)はありませんから、補給(ほきゅう)もできず、死(し)んでしまいます。また、ハアハアと息(いき)をする方法(ほうほう)も、ゾウは鼻(はな)が長(なが)すぎるために、空気(くうき)を鼻(はな)からすって口(くち)からだすことができません。
そのために、耳(みみ)をバタバタさせる方法(ほうほう)になったのです。ゾウの耳(みみ)には、細(ほそ)い血管(けっかん)が、あみの目(め)のようにはりめぐらされていて、体(からだ)から流(なが)れてきた血液(けつえき)を、空気(くうき)にあてて冷(ひ)やすしくみになっています。自動車(じどうしゃ)のラジエーターと同(おな)じしくみです。そして、あの大(おお)きな体(からだ)の体温(たいおん)をにがすためには、やはりそれだけ大(おお)きな耳(みみ)の方(ほう)がつごうがいいというわけです。
この耳(みみ)の大(おお)きさは、すんでいるところによって少(すこ)しちがいます。たとえば、日(ひ)がカンカンてりつける草原(そうげん)にすんでいるアフリカゾウは大(おお)きな耳(みみ)をもっていますし、反対(はんたい)に、日(ひ)かげが多(おお)い森(もり)にすんでいるマルミミゾウは、これより少(すこ)し小(ちい)さい耳(みみ)をもっています。

写真:Manoj Kumar Tuteja/Shutterstock.com

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