どうしてトカゲのしっぽは切れてもまた生えてくるの
トカゲのしっぽは、切れるところがだいたい決まっていて、いつも同じところから切れるようになっています。ここには出血を防(ふせ)いだり、傷(きず)をなおす装置(そうち)や、新しいしっぽを再生するしくみがそなわっているのです。
ふつう動物の体はおとなになると、それ以上成長する力はなくなります。ところがトカゲのしっぽの切れるところには、おとなになっても成長する力がのこっていると考えられます。そのために、しっぽは切れてもまた生えてくるというわけなのです。ただし、しっぽは生えますが、完全に元通りのしっぽになるわけではありません。
おうちの方へ
トカゲにとって再びしっぽを生やすことは、エネルギーを使う大変なことなので、子どもがおもしろ半分でむやみにトカゲのしっぽを切ることのないようにご指導ください。