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どうしてネコはネズミを追いかけるの

どうしてネコはネズミを追いかけるの

ネコはネズミだけではなく、よく小鳥(ことり)なども()いかけています。ネコは(ちい)さくて(うご)くものなら、(なに)にでも興味(きょうみ)をもつ動物(どうぶつ)なのです。

もともとネコは、(やま)野原(のはら)にすんでいた野生(やせい)動物(どうぶつ)でした。その先祖(せんぞ)は、アフリカにいるリビアネコというヤマネコであるといわれています。このヤマネコは、(ちい)さなネズミや小鳥(ことり)などをエサにして()きていました。その小鳥(ことり)やネズミをとるために、ヤマネコは、やぶの(なか)でじっと相手(あいて)をうかがいながら、すきを()て、はうように(ちか)づいていくのです。そして、獲物(えもの)手前(てまえ)(すう)mのところで(うご)きを()め、ねらいを(さだ)めて、あとは一気(いっき)獲物(えもの)をつかまえるのです。ヤマネコは、こういうかりをするくらしを(なが)(あいだ)(つづ)けていたのです。
このヤマネコを、あるときから人間(にんげん)がかうようになりました。人間(にんげん)にかわれるようになったヤマネコは、だんだんおとなしくなっていったのです。しかし、この獲物(えもの)をつかまえる性質(せいしつ)だけはなくなりませんでした。なぜなら、この性質(せいしつ)は、おそらくヤマネコが()きていくための、(もっと)大切(たいせつ)習性(しゅうせい)であるからなのです。そのために、ネコは、(いま)でもネズミや小鳥(ことり)など、(ちい)さくて(うご)くものを()ると、()いかけたりとびかかったりするのです。

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